リアルタイムプロジェクトマネジメントとツールについて

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リアルタイムプロジェクトマネジメントとツールについて

 
 当社が提唱しております、リアルタイムプロジェクトマネジメント(ツール)とは、ただ単にリアルタイムにプロジェクトの進捗が把握できると言うものではありません。

 具体的な「実態の見える化」がなされないと、単に「これだけ進捗しています」と言うことでは、いままでのプロジェクト管理と何ら変わりません。(そのように入力させればよいのですから)

 (株)武蔵野の小山社長は、著書「儲かる仕組みを作りなさい」で次のように述べています。
 ちょっと長いですが引用させていただきます。


嘘のスケジュールでも公開させることで「効果」が現れる
 前項で私は「全員のスケジュールを共有する」と書きました。 当然のことですが、そのためには社員全員がそれぞれのスケジュールを登録しておかなくてはなりません。 ここで一つの問題が発生します。 それは「自分のスケジュールを公開するのを嫌がる」ことです。 面倒だから登録したくない。 適当にサボっていたいのに、スケジュールを公開するとそうもいかなくなる…、というわけです。サボれるものならサボりたい、楽してお金を稼ぎたいというのは人間の本能ともいうべきものですから、社員がそう考えるのは必ずしも責められることではありません。
 そうはいってもスケジュールを公開してくれないと話になりません。 そこで、これもまた仕組みで解決することにしました。
 まずはスケジュールの公開状況を社員評価に反映させました。 次に、ここが肝要なのですが、「記入するスケジュールは嘘でも良い」としたのです。 これは「営業に行くふりをしても良い」と社長が認めたのと同じです。 実際、当初はそういう不心得な社員もいました。 しかしほどなくして、全員が本当のスケジュールを公開するようになりました。
 なぜか。 グループウェアで公開しているのが嘘のスケジュールだとすると、本当のスケジュールは社員自身で別に管理することになるからです。2つのスケジュールを矛盾なく管理するのは、実はとても大変です。 「えーと、嘘のスケジュールでは15時までA社だ。 わが社からA社までの移動時間は一時間だ」「そこからB社に立ち寄るとなると、捻出できる空き時間はどれくらいか」…。 いや本当に、考えるだけでも面倒ですね。
 人間はもともと面倒なことが嫌いです。 だから本当のスケジュールを公開するのが一番楽だとわかれば、だれもがそのようにする。 いまでは用もないのに同僚のスケジュールをチェックする暇な社員はいなくなりました。 それはだれもが本当のスケジュールを登録している証でもあるのです。


 つまり、日々のスケジュールからプロジェクトの進捗を把握できるようにすることです。

 プロジェクトと言うのは、「遅れだしたら終わり」です、なぜならオウム返し的で申し訳ありませんが、遅れていることが見えない(ようになる)からです。

 つまり、遅れだした工程の人たちは、(「会議で叱責されずに」、遅れを取り戻そうとして、)進捗がリアルタイムに見えないと遅れを隠し始めます。 (なにも、彼らが悪いのではなく、遅れるプロジェクトにはそれなりの「遅れるシステム」が働いているからです。)

 具体的には、(私も何度も経験しましたが)、進捗会議用に事前のレビューを始めます。

 つまり遅れていることを隠す言い方や、遅れていることの言い訳をレビューしだすのです。

 また、そのために、説明資料を作り出します。(説明資料の多い工程は、確実に遅れているという教訓があります。)

 そうするとそういったつまらないことに又時間をとられて遅れがどんどんと拡大していきます。

 こういった悪循環がますます悪い状況へとプロジェクトを追いやっていきますが、遅れは隠され続けます。

 だから、通常のプロセスに実態の見える化をして「プロアクティブに」進捗状況把握ができる仕組み、それがリアルタイムプロジェクトマネジメント(ツール)なのですが、を作る必要があります。

 つまり、プロマネのプロフェッショナルが行なっているような、この辺で遅れが出そうだということを見抜けるような仕掛け、です。

 プロマネのプロフェッショナルには必要がないでしょうが、ほとんどのプロマネ(80:20の80%の方)にはこういったことをできるツールが必要となります。

 このリアルタイムプロジェクトマネジメントを強力に支援できるツールが、「TaskTimer+ProjectController」なのです。