スケジュール管理とタイムマネジメント
スケジュール管理とタイムマネジメント
「スケジュール管理とタイムマネジメント」
この2つの機能の違いを聞くと、一般には「同じ」という声が返ってきます。
しかし、これら2つの考え方やそれに伴う機能は全く似て非なるものです。
この違いを理解することで、オフィスワーカーの知的生産性向上や、企業の経営品質向上に必要な機能が何であるかを理解することができます。
それでは、最初にこの2つの定義を見てみましょう。 ここに記載している定義は、書籍やHPで一般に記載されているものを参考にしています。
スケジュール管理とは
予定表を使用して会議やイベントなどのスケジュールを管理することができる機能です。それぞれのスケジュールの目的に応じて、日時、場所、参加者などの情報を、更新または変更することもできます。
タイムマネジメントとは
タイムマネジメントとは、目標を達成するために時間を有効活用し、仕事を効果的・効率的に進めるための技術です。
いかがでしょうか、この2つの考え方、機能の定義というのは全く異なっています。
にもかかわらず、一般には同じように考えている人たちが多いように見受けられます。
上記のような定義に基づいて作成されたソフトウェアは、当然その考え方や機能をベースにして作成されています。
例をひとつ挙げますと、
他人の仕事の状況を把握する場合、スケジュール管理ソフトでは以下のような画面しか見ることができません。
これでは、どんな仕事を持っていて、忙しいのかどうかも、全く把握することができません。
これが一般に使用されている「スケジュール管理ソフト」の実態です。
それでは、このようなソフトを使用している企業や組織では、部下の仕事の状況を把握するために、通常マネジャーはどういうことをしているのでしょうか?
1. 日報や週報を書かせる。
2. 会議を開催する。
などは、よく行われていることでしょう。
これらは、結局「スケジュール管理ソフト」にこういった機能が備わっていないから自衛のため行わざるを得ないのが実情でしょう。
しかし、日報や週報などはほとんど中身がないとか、逆にマネジャーが真剣に読んでいないといった実情もちらほらとあるようです。
また、部下の仕事の状況を把握するために会議を開くなどということは、部下の時間を奪い取り生産性を低下させる一番の元凶と位置づけられています。
これではいったい何のために、ITを導入しているのかわかりません。
同業他社などが導入しているので、導入したということが本音なのかもしれませんが、これでは全く本末転倒以外何者でもありません。
それではどのような機能が必要なのでしょうか?
下に表示するのは、TaskTimerの画面です。
このような情報があれば、上のようにマネジャーが担当者を煩わすこともなくチームメンバーや部下の仕事の状況を把握しケアすることができるので、チームがスムーズに仕事をしていけるでしょう。
この例に代表されるように、「スケジュール管理機能」と「タイムマネジメント機能」では、その目的からして全く違う事がお分かりいただけたでしょう。
それでは、「スケジュール管理機能」と「タイムマネジメント機能」の全体的な機能差について少し言及しておきます。
下に掲げたのは、「タイムマネジメントソフト」であるTaskTimerがオフィスワーカーの知的生産性向上や、企業の経営品質向上に貢献できる機能です。
TaskTimerでは、中段にある「タイムマネジメントの考え方」に沿って、システムが構築されるので、このような多様なサポート機能が一貫して実現できます。
これに対して、下に掲げたのは、典型的な「スケジュール管理ソフト」のサポートできる機能です。
中段の「考え方」がないので、こんな項目しか支援できません。
これでは、到底オフィスワーカーの知的生産性向上や、企業の経営品質向上に貢献できるとはいえません。
いかがでしょうか?
このように一見同じように考えられている、「スケジュール管理機能」と「タイムマネジメント機能」は、まったく似て非なることがお分かりになったと思います。
実は、一般的なスケジュール管理ソフトというのは、従来の古い考え方に基づいて作られているものです。 古い考えとは、まだ今日のようにホワイトカラーが多くなかった頃の仕事の仕方です。 しかし、世の中は急速に変わりつつあります。
なぜそのようになってしまうのかと言うことには、大きく3つの理由があります。
第1番目の理由は、コンピュータについてはプロではあるが、仕事の管理についてはプロではない人たちが作っているので、どうしても従来からある有名な(伝統的な)スケジュール管理ソフトの機能を「真似」て作るので、相変わらず「スケジュール管理」がメインになってしまうことです。
第2番目の理由は、自分の会社の(ペーパーベースでの)仕事の仕方をそのままソフトウェアとして作ってしまうことです。 「効率が上がる」それだけです。
そして第3番目の理由は、グループウェアの一機能として作られていることです。 グループウェアの大きな目的は「情報共有」だからです。 情報共有に意味がないと言っているのでは決してありませんが、情報共有の前に、正しく計画を立てることが必要なのです。 それができずに情報共有してもそれは、砂上の楼閣です。
それでも、御社ではまだ「スケジュール管理ソフト」で十分とお考えでしょうか?
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