能率のリズム
能率のリズム
能率とは?
一定の時間にできあがる仕事の割合
仕事のはかどり方 出典 : 広辞苑
日々の生活の中で能率と言うのは日々変化します。 たとえば、私たちは次のような体のリズムで生活しています。
● 時間単位の能率 : 集中力曲線、のこぎり刃現象など
● 日単位の能率 : アフターランチ症候群など
「ゴゴイチ」というのは、能率の上がらない代表なんですね。
● 週単位の能率 : 月曜病、金曜病など
これについては、小説家のアーサー・ヘイリーが書いた「自動車」と言う小説の一節に次のようなくだりがあります。
「・・・月曜日と金曜日に送り出される車の多くは不良品で、買手にとっては最初からトラブルの種が組み込まれているのも同然だから、事情を知っている人々は汚染肉かなにかのようにそれを毛嫌いするのだった。」云々と続きます。
古今東西、月曜や金曜と言うのは能率が上がらない代表なんですね。
● 月単位の能率 : バイオリズムなど
バイオリズムには、3つの種類があります。
1. 身体のリズム これは23日周期です。
2. 感情のリズム これは28日周期です。
3. 知性のリズム これは33日周期です。
● 年単位の能率 : 五月病、花粉症など
このため、こう言った能率のリズムを見つけ出して、一番能率の上がるときに一番重要な仕事をすることが大切です。
また、能率の低下するときには、体のリズムに逆らって仕事をするのではなく、軽い仕事をすることが必要でしょう。
このように体のリズムに生活を合わせることで、生産性を高めることができます。
この絵は、「一般的な人の作業効率」を示しています。
いわゆる一日の能率曲線です。
これによると、一日のうちで最も能率の高い時間帯は、午前10時を中心とした時間帯です。
「プライムタイム」は、この時間帯に取るべきものなんですね。
午前中はどうも調子が上がらないということで、午前中は新聞を読んだり、メールの整理などに使って、重要な仕事は、「ゴゴイチ」にという人は、一度自分の能率曲線を調査してみて対策を練るか、この時間帯に調子が出るように調整することが必要です。